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「角星」が清酒酵母使ったワイン「月の吟」8月発売

角星が発売するワインの試作品
角星が発売するワインの試作品

「角星」が清酒酵母使ったワイン「月の吟」8月発売

 気仙沼市の酒造会社「角星」(斉藤嘉一郎社長)が8月、初のワイン「月の吟(ツキ・ノ・ウタ)」を発売する。日本酒製造の技術を生かし、仕込む際に清酒酵母を使用。白山製造場の稼働を機に仕込んだ試作品の評価は上々で、「蔵元が作るワイン」として話題を呼びそうだ。
 同社は昨年10月、旧白山小学校の校舎を活用した白山製造場の稼働を開始。日本酒の仕込みに先駆け、ワインの試作を行っていた。
 原料にはイタリア産のブドウ果汁を使用。赤のカベルネソーヴィニヨン、白のシャルドネの2種類で、ワイン酵母のほか、「日本食にも合うお酒にするため」(斉藤社長)、清酒酵母も使って醸造した。
 斉藤社長によると、飲み口は軽めで、アルコール度数は一般的なワインより低く、「優しい口当たり」。ブドウの香りがする一方で、日本酒の風味も感じられる、「蔵元ならでは」のワインだ。
 今春、完成した試作品を酒販店関係者らに提供したところ、「飲みやすい」などと好評で、「おおむね狙ったような評価。結果としては合格点」と斉藤社長。8月2日の発売に向け、仕込みの真っ最中だ。
 好評だった試作品と同じく、商品は赤・白とも飲み切りやすい1本300ミリリットル入り。容器、レッテルを含め、日本酒のような見た目にもこだわっている。価格は660円(税込み)。
 斉藤社長は「清酒酵母を使っていい特徴づけができている。新たなアルコール飲料のレパートリーの一つとして、気仙沼の魚をはじめ、日本人の食生活に合うようなワインに仕上げていきたい」と話している。