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南三陸町が町所有ため池に安全対策

安全柵などを設ける戸倉波伝谷地内のため池
安全柵などを設ける戸倉波伝谷地内のため池

南三陸町が町所有ため池に安全対策

 南三陸町は、4月に栗原市のため池で児童1人が死亡した事故を受け、町所有のため池の安全確認を行った結果を踏まえ、戸倉地区の1カ所に柵を設けるなどの安全対策をする。個人所有のため池については、改めて所有者に安全確認を呼び掛ける。
 町農林水産課によると、町所有のため池は100カ所以上ある。ほとんどは、利用者以外が入らない山奥や休耕田の近くにあるもので、「実際使用しているのは4、5カ所」(同課)。これに、民家が近いなどの条件で抽出した分を加え、計10カ所の安全確認を行った。
 安全性が十分でない―とされたのは、戸倉波伝谷地内の旧国道45号沿いのため池。地元の区長らと協議し、ガードレールがない部分にロープ柵を設けるほか、コンクリート舗装されている部分には転落対策用ネットを設置する。
 町議会6月会議で、工事請負費400万円を盛り込んだ一般会計補正予算を承認済みで、浮輪などの設置も検討する。県の農地復旧で整備されたため池については、現時点で町に引き渡されていないが、全て柵などがあるという。
 同課では「工事は年度内のなるべく早い時期に完成させたい。個人所有者も改めて安全を確認し、必要であれば対策を講じてほしい」と話している。個人所有者には、ため池に掲示する注意喚起ポスターを無料配布している。