気仙沼の天気を確認2022年06月29日(水)

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新規採用教職員が震災伝承館で研修

11年前の教訓を学ぶ新規採用教職員
11年前の教訓を学ぶ新規採用教職員

新規採用教職員が震災伝承館で研修

県教育委員会は14日、新規採用教職員を対象にとした防災教育研修を県内の4伝承施設で実施した。気仙沼市東日本大震災遺構・伝承館でも研修が行われ、教職員たちが当時の教訓に聴き、子供の命を守る心構えを新たにした。
 自分の目で被災地を見ることで今後の防災教育に役立てよう―と、昨年度から実施している。今年は気仙沼、石巻、荒浜、山本の震災遺構で行われ、小・中学校、高校、特別支援学校から新規採用の教職員ら523人が参加した。
 気仙沼市の伝承館には101人が訪問。けせんぬま震災伝承ネットワークの語り部の案内で館内を歩き、津波で流れ込んだ車やがれき、壊れた天井など当時の痕跡を目に焼き付けた。
 語り部の小野寺有一さん(69)は当時の気仙沼向洋高校の教職員や住民の行動、被災状況などを伝え、「皆さんは子供たちのリーダー。常に最悪を想定し、命を守るための行動をしてほしい」と強調した。
 見学を終えた教諭は「命よりも大事なものはないと身に染みて感じた。学んだことを子供たちにも伝え、一人一人の防災意識を高めていきたい」と語った。
 東日本大震災時の学校の状況や学校防災に関する講義も受けた。