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サンオーレそではま海水浴場が国際認証取得へ

「サンオーレそではま」海水浴場の認証取得を目指す
「サンオーレそではま」海水浴場の認証取得を目指す

サンオーレそではま海水浴場が国際認証取得へ

 南三陸町は、人工海水浴場「サンオーレそではま」の国際環境認証「ブルーフラッグ」取得を目指す。官民一体で水質や環境管理、安全性・サービスだけでなく、環境教育の場の基準を満たし、環境保全・教育活動を推進するとともに、きれいで安全、誰もが楽しめる―とのお墨付きを観光にも生かしていく。
 ブルーフラッグは、国際NGO「国際環境教育基金」がビーチなどを対象に認証するもので、国連が掲げるSDGs(持続可能な開発目標)にもつながる。欧州での認知度は高いが、国内では2016年に由比が浜(神奈川)、若狭和田(福井)海水浴場が初めて取得し、まだ10カ所もない。サンオーレそではまが取得すれば東北初となる。
 認証基準は4分野33項目ある。分野は「水質」をはじめ、利用者への環境教育活動の実施、生態系や環境問題に関する情報提示などを含む「環境教育と情報」、清掃管理や生態系保護などの「環境マネジメント」、救急設備の設置、身体障害者向けのアクセス整備といった「安全性・サービス」の四つ。
 一般会計補正予算に、取得に向けた関連予算約1500万円を盛り込んだ。内容は水質調査、日本ブルーフラッグ協会への認証取得支援業務委託、砂浜に入るスロープの増設工事、体験型コンテンツの実施に向けたカヤックなどの借り上げ料。
 町農林水産課によると、水質調査は今月から始め、海水浴場開設期間も実施。環境保全・教育活動は漁業関係者、観光協会、関連団体などと協議して整えていく。来夏の海水浴場オープンまでの取得を目指している。
 同課では「認証基準があるので、環境に配慮したまちづくりを進めるという町民への分かりやすいメッセージにもなる。ラムサール条約登録湿地の志津川湾を守る計画に関連付けるほか、観光誘致や地域活性化を目的としたブルーツーリズムの推進にもつなげていきたい」と話している。