気仙沼の天気を確認2022年06月29日(水)

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気仙沼港での幹部船員養成講習が終了

最終日の救命講習
最終日の救命講習

気仙沼港での幹部船員養成講習が終了

 気仙沼港で4月から行われていた船長や機関長などの幹部船員を養成するための講習や試験が、21日で終了した。今回は、航海科と機関科合わせて県内外から約40人が受講し、26人が筆記試験、20人が口述試験に合格した。
 近海・遠洋マグロはえ縄船をはじめとする漁船や内航タンカーなど商船の幹部船員になるのに必要な4級、5級海技士の免許取得を目指す講習会で、日本船員雇用促進センター(SECOJ)の主催。
 気仙沼では毎年、SECOJの委託を受けた市水産振興協会が主体となって実施しており、今年は航海科26人、機関科14人が受講した。昨年、協会が講習用救命艇を購入したことで免許申請に必要な全ての講習が気仙沼で受けられるようになった。昨年は新型コロナウイルスの影響で受講者が少なかったが、今年は増加。航海科は例年の約2倍となった。
 受講者は、4月12日から魚市場内の市水産振興センターに通い、国際航路で船長や機関長を経験したベテランを講師に知識習得に励んだ。今月7日からの筆記と口述の国家試験に続き、12日からは免許交付申請に必要なレーダー関係、業務用英語、消火などの講習が行われた。
 最終日の救命講習は人が受講。座学と実技で、万一の際の対処法などを確認した。神奈川県川崎市から受講し、機関4級に合格した男性(39)は「毎日の小テストが厳しかったが、努力が実った。幹部には責任が伴う。気仙沼での受講生活を忘れず、仕事に励みたい」と話した。