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アマチュアバンド「きりぎりす」コロナ禍乗り越え100回目ライブ

熊谷育美さんの歌声に合わせて演奏するメンバー  
熊谷育美さんの歌声に合わせて演奏するメンバー  

アマチュアバンド「きりぎりす」コロナ禍乗り越え100回目ライブ

 気仙沼市内で活動するアマチュアバンドが、東日本大震災翌年から市内の飲食店でほぼ毎月開催してきたライブが、11日で100回に達した。同日には記念のライブが開催され、地元出身アーティストとのステージで節目を祝った。
 このバンドは、インストゥルメンタルバンド「きりぎりす」。市内在住でギターの三浦喜市さん、ベースの吉田健士さん、岩手県一関市在住でドラム、パーカッションの伊藤拓也さんの3人で2012年9月に結成した。
 同年10月、プレハブの仮設だった「南町紫神社商店街」に入っていた飲食店「American Darts Bar A」内で、無料ライブを初めて開催。以降、ほぼ毎月1回のペースで続けてきた。
 毎回、20~30人の観客を前に、ビートルズなどの洋楽や邦楽、ジャズ、オリジナル曲を披露。津波で被災した市街地が復旧途上にある中、「音楽のある日常を提供したい」との思いで演奏を続け、ファンを喜ばせてきた。
 ライブは、飲食店が田谷地内に本設の店舗を構えた16年6月以降も継続。コロナ禍で休止を余儀なくされた時期もあったが、11日に100回目を迎えた。
 記念ライブでは、地元在住のシンガー・ソングライター熊谷育美さんをゲストに迎え、代表曲「雲の遥か」や「海潮音」など6曲を披露。ビートルズの名曲なども演奏し、集まったファンを魅了した。
 メンバーの三浦さん(62)は「まさか100回も続くとは思ってもいなかった。場所を提供していただいたお店やお客さんには感謝しかない。200、300回を目指し、皆さんに音楽を届けていきたい」と話している。