口元に第三のはさみがあるカニ
口元に第三のはさみがあるカニ
気仙沼魚市場に水揚げされた毛ガニの中から、口元に第3のはさみがある不思議なカニが見つかった。
三陸沖のかご漁で漁獲され、13日に水揚げされた34匹のうちの1匹。落札した市内の鮮魚店が仕分け中に気付いた。
毛ガニなどには、口の周りにも脚が3対ある。その中の一つがはさみに変異してできたようだ。
図鑑などによると「自切」という生態が関わっているようだ。カニは外敵に襲われた際、トカゲのしっぽ切りと同様に自身の脚を切り離して逃げる。
失った脚は再生するが、このカニはその過程で何らかの変異が生じた可能性がある。三つ目のはさみは店頭に並ぶ前に取れたが、買い受け人は「こんなカニは初めて」と驚くばかり。通常より多めのピースサインに「幸福の使者では」と期待が膨らんだ。
口の周りの脚にはさみがあるカニ