気仙沼の天気を確認2022年08月17日(水)

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株式会社 三陸新報
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コロナ「第7波」に不安募らす宿泊施設

予約状況を確認するホテル従業員
予約状況を確認するホテル従業員

コロナ「第7波」に不安募らす宿泊施設

 新型コロナウイルスの感染が気仙沼市内でも急拡大していることを受け、観光関係者が不安を募らせている。宿泊キャンセルが相次ぐ事態とはなっていないが、3年ぶりに行動制限がない夏を迎え、人の動きが戻りつつある中、「第7波」の影響が観光の回復ムードに水を差すのではないかとの懸念が広がる。
 コロナの新規感染者は21日に全国で初めて18万人を超えた。県内では同日2205人、市内で20日に76人といずれも過去最多の感染が確認され、過去に例のない猛烈な勢いで感染が拡大している。
 市内のあるホテルによると、今夏と同じく全国で行動制限がなかったゴールデンウィーク以降、宿泊客は回復傾向にある。夏場の予約は、コロナ禍前の水準には至らないものの、8月のお盆や気仙沼みなとまつりの時期を中心に「満室」となっている日も多い。担当者は「昨年より予約は大きく伸びている。夏の観光シーズンに向けた流れは良い」と話し、順調な入り込みに期待する。
 ところが、この2年以上、苦しめられてきたコロナの感染が再び急拡大。先日、県内に大きな被害をもたらした大雨の影響もあり、先週末以降は少数ながらキャンセルも入っている。
 行動制限がなく、以前より自粛ムードが薄まっているため、これまでのようなキャンセル一辺倒の動きはないが、担当者は「ものすごい勢いで感染が広がっている影響が人の動きに及ばないか不安だ」と話す。
 大谷海水浴場に近い市内本吉町の「はまなす海洋館」もキャンセルはあるもののカバーする形で新規予約があり、今のところ宿泊への大きな影響はない。ただ、地元客が多い宴会やランチには影響が出始めているという。
 担当者は感染の収束を願う一方、8月末まで延長された「県民割」の動向を心配。観光業界の回復を後押しする効果が出ているだけに「これまでの感染拡大時にあったような割引の中止などにつながらなければいいが」と話した。