気仙沼の天気を確認2022年08月17日(水)

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市と気仙沼電力センターが停電防止へ支障木伐採

電線に近い支障木を伐採
電線に近い支障木を伐採

市と気仙沼電力センターが停電防止へ支障木伐採

 倒木による停電を防ごうと、東北電力ネットワーク気仙沼電力センターと気仙沼市が連携した支障木の伐採工事が、28日から安波山中腹で始まった。双方が結んだ防災協定を基に、電力と自治体が協力して行う伐採作業は県内で初めてで、電線に近い支障木計250本を撤去する。
 現場は安波山公園駐車場近くの市有地で、斜面に張られた電線150メートルほどの区間。この電線は安波山にある防災無線や公園のトイレなどに電力を供給し、断線して停電が発生すれば市役所本庁舎をはじめ、周辺の住宅、事業所にも影響が及ぶ。
 周辺には松くい虫被害で枯れたマツをはじめ、倒木した際に電線を傷つける恐れがある支障木が多く、大きな影響はないものの、これまでも被害が起きている。
 危険度が高い木の撤去は遊歩道の安全確保にもつながることから、昨年の協定締結を受けて、連携した作業を協議。効率よく進められるようそれぞれ伐採する木を決め、台風シーズンを前に工事の準備を進めてきた。
 初日は、電力センターの工事請負業者の作業員8人が、スギなど30本を伐採。声を掛けて安全を確認しながら、電線に近接した木を次々と切り倒していた。
 この日の撤去分を含め電力センターは190本、市は60本の伐採を予定。電力センター配電課の鈴木功課長は「近年、災害は激甚化しており、倒木の懸念も高まっている。市と連携した作業を今後も継続し、防災・減災、電力の安定供給に努めていきたい」と話した。