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南三陸町震災伝承施設の建築工事終わる

建物と外構工事が終わった震災伝承施設
建物と外構工事が終わった震災伝承施設

南三陸町震災伝承施設の建築工事終わる

 南三陸町の南三陸さんさん商店街の隣接地で建設が進められていた、東日本大震災伝承施設「311メモリアル」の建物と外構工事が終わり、29日に町へ引き渡された。今後は展示などの準備が進められ、10月1日に、商店街を合わせた道の駅「さんさん南三陸」としてグランドオープンする。
 伝承施設は、商店街と同じく建築家の隈研吾さんが南三陸杉を生かしてデザイン。鉄骨造り一部2階建て(延べ床面積1417平方メートル)で、展示ギャラリー、アートゾーン、町民の証言などを聴くラーニングシアターなどを整備した。
 駐車場は64台分を確保。公共交通ターミナルの志津川駅には町民バス、JR気仙沼線BRT、ミヤコーバスの高速バスが停車する。
 町によると、建物と外構工事は、地元の山庄建設が約12億5千万円で請け負った。当初は、今年2月25日までの工期だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、資材調達が遅れた。オープンも4月から10月1日に先送りされた。
 今後は展示、世界的芸術家の故・クリスチャン・ボルタンスキー氏が生前手掛けたアートの制作などが進められ、町観光協会による運営、来館者のラーニングプログラムのシミュレーションなども行われる。
 町企画課は「復興事業で、最後の大きな事業が完成に近づいている。10月のオープンに向けて残された期間は短いが、観光客を万全な体制で迎えられるよう準備を進めていく」と話している。