気仙沼の天気を確認2022年08月12日(金)

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先月の大雨の被害額気仙沼市は1億7千万円以上

大雨で冠水した田んぼ(本吉町内)
大雨で冠水した田んぼ(本吉町内)

先月の大雨の被害額気仙沼市は1億7千万円以上

 気仙沼市は1日までに、先月15日夜から16日にかけて降った記録的な大雨による被害の状況をまとめた。市道や農道の路面流失、河川の護岸が崩れるなどの被害が相次いで確認され、被害額は現時点で1億7200万円に上ることが分かった。まだ調査中の部分もあり、被害額はさらに膨らむ可能性がある。
 市のまとめによると、被害額(先月28日現在)の最多は土木関係の約1億2700万円、次いで農業関係が約4200万円、大沢浄水場の取水施設で土砂の堆積や濁水が発生し、全域の2353戸が断水した唐桑地区の水道関係で約300万円。漁業関係など、このほかは「調査中」としている。
 土木関係では、市道石甲牧沢線など141カ所で路面流失、田中百目木線など17カ所でのり面の崩壊があったほか、名木沢西線など30カ所で倒木、河川では下八瀬の府中沢川など43カ所で、護岸洗堀などの被害が確認された。すでに応急復旧で対応した箇所もあるが、本格的な復旧工事は予算を伴うことなどから、「現時点では未定」(土木課)としている。
 農業関係では、市内16カ所の農地(田、畑)で大雨による土砂の流入や流失があり、冠水面積は合わせて1・41ヘクタールに上った。
 農道7カ所と林道31カ所、水路12カ所では路面や路肩の流失、土砂の流入などを確認。水稲や野菜などの農業被害もあったが、「ハウスなど、施設関係の被害は入っていない」(担当者)という。
 水産関係では、県管理の波路上漁港(森地区)などで、大雨で大量のカヤなどが漂着したほか、唐桑の大沢漁港では流木の漂流、漂着があったが、すでに解消されている。
 今回の大雨で、気仙沼市では降り始めからの総雨量が168ミリを観測。裏山の一部が崩れたことなどに伴う住宅の一部破損が2棟、床下浸水が本吉町の馬籠地区で1棟あった。