気仙沼の天気を確認2022年08月17日(水)

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気仙沼南郷の住民有志らサプライズ花火打ち上げ

サプライズで打ち上がった花火
サプライズで打ち上がった花火

気仙沼南郷の住民有志らサプライズ花火打ち上げ

 気仙沼市の市営南郷住宅近くの大川沿いで30日夜、花火が打ち上げられた。ほとんどの住民が知らないサプライズ企画で、コロナ禍のささやかな夏のプレゼントとなった。
 花火は、南郷地区で予定されていた夏祭りが新型コロナウイルスの影響で中止となったことを受け、南郷3区自治会長の藤原武寛さんが住民を楽しませよう―と企画した。
 東日本大震災後に同地区を支援しているソニー生命ボランティア有志の会と、南郷調剤薬局(武田雄高代表)が協力。気仙沼消防署の指導の下で実施した。
 地域の子供たちには、祭りで配る予定だった花火を、南郷コミュニティセンター前で配布することだけを伝え、その傍らで突然花火が打ち上げられた。
 市営住宅と同じぐらいの高さまで打ち上がった花火の音と光に驚いた住民は、家から出てつかの間のプレゼントを堪能。南郷住宅だけでなく、大川対岸の内の脇住宅でも住民がベランダから顔をのぞかせ、楽しんでいた。
 南郷住宅に住む女性(64)は「音がしたと思ったらきれいな花火で驚いた。もやもやした気分がすっきりした」と喜んだ。
 有志の会仙台事務局の飯塚広一事務局長は「再びコロナの感染が拡大しているが、少しでも夏を感じてもらえたらと思った。住宅から聞こえた『ありがとう』の言葉がうれしい」と話した。