気仙沼の天気を確認2022年08月17日(水)

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市民運動会開催地区徐々に減少

2017年に開かれた条南中学区市民運動会
2017年に開かれた条南中学区市民運動会

市民運動会開催地区徐々に減少

 気仙沼市で少子高齢化や人口減が進み、地区民運動会の開催に影響が出ている。唐桑地域や気仙沼地区ではすでに実施しておらず、条南中学区ではこのほど今年の中止を決め、来年以降は代替えイベントを検討することにした。ここ3年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で休止している地区が多く、来年以降に再開できるかどうか心配する声も聞かれている。
 条南中学区では、全19の自治会からのアンケートを基に、先月26日に開催した準備会で協議。運営スタッフの高齢化や出場者不足などで、約半世紀の歴史に幕を下ろすことにした。昨年、一昨年はコロナの影響、その前は2年連続で雨により中止となっており、2018年以降は開催していなかった。
 震災前にはムカデ競走や綱引きなど、自治会対抗の競技で競い合い、親睦を深めた。震災直後は仮設住宅が建つ条南中校庭で規模を縮小して続け、その後も徐々に参加者が減り、競技によっては紅白のチームに分かれて実施してきた。
 条南中学区の実行委員長を務めてきた小山学さんは「中学生に参加してもらわないと成り立たない状態だった」と振り返る。多くの地区民で盛り上がった思い出のある60、70代の中には残念がる声も聞かれるという。
 小山さんは「地域一体となり楽しんだ運動会。新たなイベントで地域全体みんなに楽しんでもらいたい」と話す。
 唐桑地域では唐桑、中井、小原木3地区の合同運動会が2004年に開催され、その後は中井地区だけが10年まで継続した。
 気仙沼地区は震災前から実施しておらず、このほか9地区ではコロナの影響で3年ほど実施していない。ある地区の運動会実行委員会関係者は「休止が続くと住民の意欲が下がり、再開できなくなる地区も出てくるのでは。なくすのは簡単だが、再開はすごく大変。ほそぼそでもつないでいき、地域のつながりを大事にしていければ」と話している。
 各地区で予定していた運動会はコロナの影響で、2日までに新月、松岩、面瀬、階上、大島、津谷、大谷、小泉の8地区が今年の中止を決めた。鹿折は日に可否を決める。