気仙沼の天気を確認2023年11月30日(木)

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小正月前にまゆ玉飾り

枝いっぱいに餅や縁起物を飾り付け
枝いっぱいに餅や縁起物を飾り付け

小正月前にまゆ玉飾り

 養蚕や作物の豊作を願って始まったとされる「まゆ玉飾り」。15日の小正月を前に、気仙沼市内松川の熊谷泰雄さん(78)方では華やかなまゆ玉が飾られ、茶の間を彩っている。
 天井近くまであるミズキの枝に、妻のたまをさん(71)とつきたての紅白餅を飾り付け。ウサギのつるしびなや「コロナ収束」と書いた札などもつるし、一年の無病息災や家内安全などを願った。
 熊谷さん夫妻は「昔はほとんどの家で飾っていたが、今は珍しくなった。ゆっくり眺めながら健康を願いたい」と顔をほころばせる。
 20日まで飾り、餅はおかゆなどにして味わう予定だ。