小正月前にまゆ玉飾り
小正月前にまゆ玉飾り
養蚕や作物の豊作を願って始まったとされる「まゆ玉飾り」。15日の小正月を前に、気仙沼市内松川の熊谷泰雄さん(78)方では華やかなまゆ玉が飾られ、茶の間を彩っている。
天井近くまであるミズキの枝に、妻のたまをさん(71)とつきたての紅白餅を飾り付け。ウサギのつるしびなや「コロナ収束」と書いた札などもつるし、一年の無病息災や家内安全などを願った。
熊谷さん夫妻は「昔はほとんどの家で飾っていたが、今は珍しくなった。ゆっくり眺めながら健康を願いたい」と顔をほころばせる。
20日まで飾り、餅はおかゆなどにして味わう予定だ。