本吉響高科学部昆虫研究が全国審査へ
本吉響高科学部昆虫研究が全国審査へ
本吉響高校(佐藤正敏校長)の科学部6人が、日本学生科学賞(読売新聞社主催)の県審査で最優秀賞に選ばれ、全国審査に進んだ。3年ぶりとなる最優秀賞受賞に部員たちは喜んでいる。
日本学生科学賞は科学分野の研究論文での競い合いで、本年度は県内の中学、高校から合わせて24点の応募があり、最優秀賞6点、優秀賞10点、佳作8点が選ばれた。
同校科学部の論文は、高校の部で最優秀賞に選ばれた3点のうち1点。「ホンドニジゴミムシダマシの不思議な生態に迫る」と題し、3年にわたり継続してきた昆虫の摂食行動に関する研究をまとめたもの。
8月に開かれた全国高校総合文化祭の自然科学部門で最優秀賞を受賞した内容に、新たに樹皮成分の分離実験のデータや、摂食行動には2種類以上の成分が影響していることなどを加えた。部員全員が実験に関わり、3年生を中心に論文にまとめた。
3年の佐々木剣汰さんは「複数の論文を出品するような強豪校に並べてうれしい。総文での研究発表に続き、論文でも良い評価をもらえたら自信になる」と、さらなる入賞に期待を込めた。
優秀賞高校の部には、南三陸高校自然科学部8人の「松原海岸の生物調査」も入賞した。
中央予備審査(全国審査)は11、12日に行われる。