気仙沼の天気を確認2023年12月01日(金)

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菅原市長表彰にインドネシア―日本友好アンバサダー賞

賞状を受け取る菅原市長(市提供)
賞状を受け取る菅原市長(市提供)

菅原市長表彰にインドネシア―日本友好アンバサダー賞

 インドネシアとの友好に貢献した―として、インドネシア大使館から気仙沼市の菅原茂市長に「インドネシア―日本 友好アンバサダー賞」が贈られた。このほど、受賞イベントが東京都内で行われ、同大使館のヘリ・アクマディ全権大使から賞状が手渡された。
 賞は、日本との国交65周年を記念してインドネシア大使館とインドネシア銀行が共催した「インドネシアナイト」の席上で贈られた。気仙沼のほか、インドネシアとの友好関係構築に貢献した15個人・団体が受賞している。
 気仙沼とインドネシアは、2003年のみなとまつりでの「バリパレード」をきっかけに交流が始まった。産業面では、遠洋マグロ船や水産加工会社などで技能実習生が実習を積んでいるほか、市内に祈りの場(ムショラ)が設置されるなど、気仙沼で生活するインドネシア人の生活支援、交流が行われている。
 東日本大震災時には当時のユドヨノ大統領が気仙沼を見舞い、多額の義援金を寄付。寄付は気仙沼図書館の建設費に充てられ、図書館内には「ユドヨノ友好こども館」も設けられている。津波で流失したパレード用の山車の寄贈も受けるなどした。
 菅原市長は「市民を中心に行われてきた友好的な交流活動が評価されたもの。市民の代表として受賞したと考えており、今後も、市民と共に友好交流を継続、拡大させたい」とコメントしている。