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南三陸町母親有志が楽しく子育て「みなはぴ」立ち上げ

子供連れに優しいスポットをインスタグラムで紹介
子供連れに優しいスポットをインスタグラムで紹介

南三陸町母親有志が楽しく子育て「みなはぴ」立ち上げ

 南三陸町内の母親有志が、楽しく子育てできるまちづくりの一助になることを目指し、任意団体「みなはぴ」を立ち上げて活動している。第1弾として、子供連れにも優しい飲食店や施設などをから聞き取りインスタグラムで発信する活動をスタート。町内在住の子育て世帯だけでなく、家族で訪れた観光客らにも活用してもらいたい考えだ。
 「みなはぴ」は、「南三陸で子育てするみんながハッピーに」との思いから4月に立ち上げ、現在は0歳から中学生までの子供がいる女性10人ほどで活動する。
 飲食店や施設の情報発信は、メンバー自身も施設、飲食店に出掛けてオムツ替えや授乳などの際、周囲の目を気にしたり、心配したりした経験を基に、気兼ねなく過ごせる場所を周知しようと始めた。
 メンバーが普段利用している飲食店44カ所、子育て支援センターをはじめとする「遊び場」21カ所、公園8カ所をリストアップ。手分けして店主や管理者らに取材、施設内の様子を写真撮影し、9月からインスタグラムに順次掲載している。
 子供椅子やオムツ替え台、飲食店のこ上がりの有無をはじめ、ミルクのお湯、離乳食の温めの対応可能な場合など、「店員らに聞きにくくとも、あったらうれしい情報」も調べた。
 今後はマップも制作する。メンバーの後藤エミさん(37)は「自分たちも知らなかった良い場所もあり、町には楽しい所が多いと感じたので、より多くの親に知ってもらいたい。飲食店や施設のPRにもなれば」と話す。
 団体では来月から、子育て世代から土、日曜日に屋内の遊び場所に困っている―との声が多いことを踏まえ、公民館などを利用して月1回、遊び場を設ける試みもスタートさせる計画だ。