気高調理部が県弁当コンテストで最高賞
気高調理部が県弁当コンテストで最高賞
県の高校生地産地消お弁当コンテストで、気仙沼高校調理部の1年生3人が考案した「メカの甘酢あんかけクルクル弁当~気仙沼さ来る来る~」が最高の県知事賞に選ばれた。同校の県知事賞は2年連続3回目。3年生のグループも優秀賞を受けた。いずれも今後スーパーなどで販売される。
県内18校から88作品の応募があり、書類審査で16作品が選ばれ、このうち8作品が最終審査に進んでプレゼンテーションと調理を行った。気仙沼は11作品を応募し、4作品が最終審査に臨んだ。
県知事賞に選ばれたのは菊田紗羽さん、川上采姫さん、熊谷彩七さんの作品。ご飯の上にワカメを乗せ、その上にシラスを盛って気嵐をイメージ。主菜には気仙沼が水揚げ日本一を誇るメカジキを使って甘酢あんかけにし、一口サイズにするなど食べやすさも工夫した。
大学教授や食品企業関係者などの審査員からは「白いご飯と、色鮮やかなおかずとのコントラストが美しい」などの評価を受け、高得点で最高賞を獲得した。
熊谷さんは「3人で悩みながら考えた弁当が賞をもらえてうれしい。気仙沼の良さを詰めたので、多くの人に食べてほしい」と話す。
優秀賞を受賞したのは小野寺歩未さん、藤本紗希さん、髙橋優月さんの作品「海・里山いかすメカジキめし弁当」。メカジキのほか、カボチャや茶豆なども使い、気仙沼は農産物もおいしい食材の宝庫であることをアピールした。
小野寺さんは「うれしさより、驚きの方が大きかった。限られた時間の中で考えて作った弁当を一つ一つ味わって食べてほしい」と話している。
いずれの弁当も、このほかに優秀賞に選ばれた多賀城の弁当とともに、来年2月中旬以降に一部スーパーなどで販売される。気仙沼の残る2作品と気仙沼向洋の1作品は入選だった。