冬に備え除雪車出動式
冬に備え除雪車出動式
本格的な冬の到来を控え、国道45号や三陸道の除雪作業などに当たる除雪車の出動式が16日、気仙沼市本吉町九多丸の本吉除雪ステーションで行われた。
国土交通省仙台河川国道事務所気仙沼維持出張所、南三陸沿岸国道事務所三陸道維持出張所が主催。両出張所の職員や除雪作業を受託している小野良組の社員約30人が出席した。
神事で玉串奉納など行い、シーズン中の無事故や安全作業を祈った後、作業にあたる小野良組の車両オペレーターが両出張所から鍵を受け取り、除雪車や融雪剤の散布を行う特殊車両に乗り込んだ。出動式には大谷幼稚園児も参加し、出発する車両に手を振って見送った。
気仙沼維持出張所によると、昨年度、同出張所管内(気仙沼市と南三陸町の国道45号)の出動回数は延べ144回、三陸道維持出張所管内(三陸道・本吉津谷IC―陸前高田長部IC間)では延べ124回出動。本年度は三陸道の除雪区間が、歌津IC―陸前高田長部ICまでに拡大した。
気仙沼維持出張所の千葉修市所長は「今のところ暖冬予想で、雪は少なそうだが、冬道走行のバックアップのため、気象状況を見ながら備えたい」と話し、スタッドレスタイヤの早期装着を呼び掛けている。