ONE―LINE 点灯式イベント
ONE―LINE 点灯式イベント
気仙沼市の内湾地区などをイルミネーションで飾る「ONE―LINE」の点灯式イベントが18日、南町海岸公園で行われた。有名アーティストらのライブと打ち上げ花火がオープニングを盛り上げ、ともされた約30万個の電球の光が、冬の訪れを告げた。
被災した沿岸を照らし、市民を元気づけようと、市民有志による実行委員会(宮井和夫委員長)が2012年から実施。魚町防潮堤、南町海岸公園をはじめ、市役所前、コの字岸壁周辺などに取り付けられた電球が点灯した。
日暮れ後の点灯式に続き、特設ステージでは、ポカスカジャンや梅垣義明さんのほか、元ちとせさん、福原美穂さん、globeのマーク・パンサーさんらが次々登場し、ヒット曲などを披露。寒さを吹き飛ばすような熱いパフォーマンスを繰り広げ、観客を楽しませた。
ライブに合わせ、ステージ後方のコの字岸壁から花火が打ち上がり、南郷調剤薬局の提供、「LIGHT UP NIPPON」の協力による約400発が気仙沼の冬空を彩った。
南が丘の山本朋子さんは「一つ一つ気持ちをつないでともされた光に、まちの一体感や希望を感じた」と話した。宮井委員長は多くの協力に感謝しながら、「このあかりで皆さんに少しでもぬくもりを感じてほしい」と語った。
イルミネーションの点灯は来年1月8日まで。