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中学校部活動指導員配置進まず

生徒たちに教える部活動指導員
生徒たちに教える部活動指導員

中学校部活動指導員配置進まず

 気仙沼市内の中学校の運動部に配置を進めている部活動指導員が不足している。市教委は、年度内に全10校に置く予定だったが、配置できたのは3校だけで、スタートした昨年8月のスタートから変わっていない。副業ができないなどの条件がネックとなっているとみられ、市教委では、市体育協会や単位協会への協力を呼び掛けるとともに情報収集などをさらに行い、人材確保に努めたい考えだ。
 部活動指導員は、顧問に代わる部活動専門の非常勤講師。市の会計年度任用職員としての採用で、専門的な技術指導や教員の負担軽減などのため、本年度から導入した。
 市内10中学校のニーズ調査から、各校に1人ずつ採用することとしていたが、配置できたのは、面瀬の男女ソフトテニス、大谷の女子ソフトテニス、津谷女子バレーボールのみ。このほか、バスケットボール、卓球、野球などで求められていたが、なり手がなく、配置できていない。
 各校が希望する種目の団体や単位協会への声掛け、教職員の人脈から人材確保に努めてきたものの、「仕事や勤務状態から、なかなかマッチングできていない」と市教委。
 市職員としての採用のために副業はできず、自営業者や定年退職者などに限定されることや日中の夕方の活動など時間的な問題がネックとなっている。指導者資格などの要件もあり、年度内に全ての学校に置くことは難しい状況だ。
 市教委では「資格を満たす人は、企業や公共機関に勤めている人が多く、なかなか人選は難しい。5月には中総体があり、次年度以降にもつなげられるよう、アンテナを高くして募集は続けていく」と話している。