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株式会社 三陸新報
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震災時の工夫、知恵能登に発信

震災当時の工夫や知恵を紹介している
震災当時の工夫や知恵を紹介している

震災時の工夫、知恵能登に発信

 南三陸町東日本大震災伝承館「311メモリアル」で31日、東日本大震災から13年を前に、避難生活での工夫や知恵を紹介する特別展示が始まった。能登半島地震を受け、震災経験の継承する大切さを再確認する企画。能登の被災者に役立つことを願ってSNSで発信することにしている。
 特別展のタイトルは「あの日あの時の工夫と知恵」。避難生活の工夫や知恵は、町社会福祉協議会の協力で住民から聞き取った。事業者や町職員からも寄せてもらって100点以上を集め、ジャンルに分けて無料ゾーンに展示している。
 ライフラインが寸断された中での避難生活については、「ペットボトルを湯たんぽにした」「鍋で炊飯した」「配給のおにぎりを雑炊にしてかさ増しした」など工夫や、「我慢しないで助けを求める」「一度体力や心を落ち着かせることが必要」などのメッセージが並ぶ。
 コミュニティーづくりや孤立防止に向けたアドバイスも多く、「住民が住民を支える自治的なしくみ」の必要性や、ボランティアに頼り過ぎず住民主体で長期生活ができる体制の大切さに触れた内容もある。
 展示は4月1日までで、来館者にもメッセージを寄せてもらい展示していくことにしている。同館は「震災の経験を発信して避難生活や防災に役立ててもらうことの重要性を改めて感じた。多くの人にメッセージを寄せてほしい」と話している。