気仙沼の天気を確認2024年02月29日(木)

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ヨシキリ超高値続く

異常な高値が続くヨシキリザメ
異常な高値が続くヨシキリザメ

ヨシキリ超高値続く

 気仙沼魚市場で、近海マグロはえ縄船や大目流し網船などが水揚げするヨシキリザメの高騰が続いている。1月のキロ平均単価は324円で、昨年同期(270円)より4割近く高い。円安の影響で国産需要が高止まりしている中、断続的なしけで漁が不安定なために引き合いが強まっているとみられる。
 気仙沼漁協の月ごとの集計によると、ヨシキリは2022年9月以来、キロ平均200円超えの高値が続いている。昨年7月まではおおむね200円台前半だったが、8月以降は200円台後半で推移。12月は286円まで上がった。
 年明け後も価格上昇に歯止めがかからず、1月中旬以降は300円台に突入。買い受け人は「経験がない高値続き。売価への転嫁には限度があることから、われわれの利益がどんどん削られていく」などと厳しさを打ち明ける。
 円安で輸入価格が跳ね上がったため国産需要が高まった上、昨秋以降は、はんぺんなどの鍋物食材の原料調達が活発化した。フカヒレの原料不足なども重なり、強引合いに拍車がかかった。
 年明け後は、近海はえ縄船(100㌧以上の大型船)が2~3日に1隻ペースで入港している一方、大目流し網船は断続的なしけの影響で操業が不安定になっていることから、在庫確保が難しくなっているとみられる。
 きのう31日は、地元の近海はえ縄船第17新栄丸(119㌧)=気仙沼かなえ漁業=が入港。33日間の航海で24回操業して漁獲したヨシキリ(40㌧)やメカジキ(平均63・1㌔サイズ、168匹)など計55・8㌧を揚げた。
 ヨシキリは、キロ平均305円で取引されたほか、メカも全国的な魚価高でキロ平均1593円の高値となり、水揚げ金額は3071万円に上った。