気仙沼の天気を確認2024年02月29日(木)

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冬に珍しくモウカ1100匹

モウカザメを入れたタンクが並んで活気づいた
モウカザメを入れたタンクが並んで活気づいた

冬に珍しくモウカ1100匹

 気仙沼魚市場に1日、1100匹ものモウカザメが揚がった。年間を通して、近海マグロはえ縄船や大目流し網船などによって漁獲されるが、水揚げが盛んになるのは4~6月ごろ。冬にこれほど数量がまとまるのは珍しい。
 この日、水揚げしたのは、宮崎県や高知県などの19㌧クラスの近海はえ縄小型船4隻。問屋関係者によると、いつもは水揚げ集中による価格低下を避けるために各船がタイミングをずらして1日当たりの入港が1~2隻程度となるが、このところの断続的なしけで操業日が限られ、各船の入港が重なって一気に揚がったという。
 サメ類を扱う魚市場のC棟には、モウカを入れたタンクがいっぱいに並んで活気づいた。この日の平均サイズは43・3㌔。買い受け人は「大きさもまずまずで、品質も申し分ない。これほど数量がまとまるとありがたい」などと歓迎。キロ当たり平均243円で取引された。
 第73海援丸(19㌧)=高知県須崎市=の浦岡正次漁労長(50)によると、漁場は気仙沼まで300~400㌔の青森県東沖。4日間の航海で2回操業し、モウカ394匹(15・6㌧)やヨシキリザメ(340㌔)などを漁獲したという。
 浦岡漁労長は「操業1回当たりの取れ高としては良かったが、年明け以降は数日おきに海が荒れてなかなか出漁できないので、状況としては思わしくない。今回の漁場付近は潮の流れが速いため、今後どうなるか分からないが、魚はたくさんいるようなので漁が続くことを期待したい」と話した。