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神割崎の民話アニメ化

アニメ「神割り岩」のワンシーン(日本昔ばなし協会提供)
アニメ「神割り岩」のワンシーン(日本昔ばなし協会提供)

神割崎の民話アニメ化

 南三陸町戸倉地区の観光名所・神割崎にまつわる民話「神割り岩」が、アニメ化された。日本財団と、一般社団法人日本昔ばなし協会による全国プロジェクトで、制作にはテレビアニメ「まんが日本昔ばなし」のスタッフも加わった。今後、公式サイトで公開される予定で、11日には町役場で完成上映イベントが開かれる。
 アニメは、日本中の海にまつわる民話や伝承を後世に伝える「海ノ民話のまちプロジェクト」の一環で制作。2018年の開始から昨年度までに42作をアニメ化し、舞台となった40自治体を「海ノ民話のまち」として認定している。
 本年度は、北は北海道、南は宮崎県までの25自治体に伝わる25作のアニメ化を決定した。宮城県内は、19年に制作した七ヶ浜町の「大根明神のアワビまつり」以来、南三陸町の「神割り岩」で2作目となる。
 神割崎は、現在の石巻市との村境があいまいな時代、浜に打ち上げられたクジラを二つの村で取り合っていたところ、岬とクジラが真っ二つに割られ、神様の仲裁として割れ目を境に決めた―と伝えられている。
 アニメは5分ほどで、シナリオなどは監督やプロデューサーらが現地を視察し、町の担当者とシナリオなどについて話し合うなどして固めた。声優は男女各1人がさまざまな登場人物を演じ分ける、日本昔ばなしの手法を継承している。
 11日の完成上映イベントは、午前6時15分から神割崎で日の出を観賞しながら、TBC東北放送の星野誠気象予報士の解説を聞く。同7時30分からは町役場「マチドマ」でカキ汁などの朝食会、同8時30分からは上映会を開く。定員50人で参加料500円。問い合わせは町商工観光課(電話46・1385)まで。
 同協会は「語り継ぎの文化が薄れる中、アニメを通して海からの学び、風習などを次世代に伝えることが狙い。多くの人に見てほしい」と話している。