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新月中で授業日数削減受け試験的にゼミ開講

友達と相談しながら課題を解く生徒
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新月中で授業日数削減受け試験的にゼミ開講

 気仙沼市立新月中学校(宮崎明雄校長)は、市が来年度から6時間授業日を削減するのを受けて、先月から試験的に放課後の空いた時間を補充学習とする取り組みを始めた。これまで2回実施しており、今後もより良い実施方法を模索していくことにしている。
 市は学力や、教職員の授業の質の向上などを目的に、長期休暇を短縮するなどして、これまでの授業時間数を確保した上で、6時間授業の日を減らす。生み出されたコマは学校ごとに、児童生徒の個々に応じた学びや、教員の研修、授業づくりの時間などに充てる。
 新月中では先月から全校生徒を対象に、学びたい教科を選択する「Nゼミ」を実施している。
 初回は5教科から一つ選び、主に担当教員に質問する形にしたが、数学や英語に人数が偏ったため、2回目の6日は生徒の意見を踏まえて変更。11のゼミを開講し、20分ずつの2コマとした。自分で受講したい教科を自由に選択でき、同じ教科を2コマ選ぶ生徒もいた。
 初回にはなかった体育や音楽などの専門教科が加わったほか、国語では入試の過去問に取り組んだり、英語では長文問題や文法などを教わったりした。異なる学年が一緒に学んでおり、先輩が後輩に教える姿も見られた。
 西城彩花さん(2年)は「数学で基礎を学びたかったので、忘れかけていたことを分かりやすく解説してもらえて良かった」、熊谷蒼真さん(1年)は「英語の入試問題を解いてみた。先を見通せて、いろんなことを知ることができる」と話した。
 宮崎校長は「授業、家庭学習、自習でもないので、いろいろなことに挑戦できる。負担はあるが、生徒が伸びることは教師にとって喜びであり、やりがいにつながっている」と語る。次回のNゼミは3月で、生徒同士が教え合う内容にする予定という。