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南三陸神割崎民話アニメ完成

完成上映会には多くの町民らが集まった
完成上映会には多くの町民らが集まった

南三陸神割崎民話アニメ完成

 南三陸町に伝わる民話「神割り岩」のアニメが完成し、11日に町内で完成記念イベントが開かれた。海にまつわる全国の民話を伝承する「海ノ民話のまちプロジェクト」の一環で制作。町内外の参加者約50人が、町役場で約5分のアニメを観賞した。
 日本財団と、一般社団法人日本昔ばなし協会による全国プロジェクトで、制作にはテレビアニメ「まんが日本昔ばなし」のスタッフも参加した。本年度は25自治体25作のアニメを制作している。
 町役場で行われた上映会では、同プロジェクト南三陸実行委員長の佐藤仁町長が「大変素晴らしい作品。期待してご覧いただければ」、同協会の代表理事でもある沼田心乃介監督が「初めて皆さんにお披露目できる機会なので、一緒に楽しみたい」とあいさつした。
 アニメは男女各1人の声優が、登場人物を演じ分ける日本昔ばなしの手法で制作。二つの村が浜に打ち上げられたクジラを取り合う中、神様が仲裁するように雷で岩が割られる場面や、村民同士が友好的に過ごすシーンが描かれ、上映後は大きな拍手が送られた。
 来場者からは「映像でみると面白い」「大人が見ても学びがある」などの感想が聞かれた。アフレコ体験もあり、子供から大人までが、村民が争うシーンなどに挑戦して盛り上がった。
 神割崎では10月下旬と、今の時期(2月中旬)に、岩の間から昇る朝日が見られる。上映会を前に、この日朝、東北放送の星野誠気象予報士による気象解説を聞きながら、参加者が日の出の光景を観賞し、「雷で岩が割れるか」などのクイズも楽しんだ。
 アニメの完成で南三陸町は「海ノ民話のまち」に認定された。アニメは同プロジェクトのユーチューブで公開している。